「年収が400万円でしたら、毎月8万円の返済で、家賃とほぼ同じですから問題ないですよ~」
なんて営業トーク。
でも、毎月8万円の返済って本当に “ 大丈夫 ” なのでしょうか?
今回のご相談内容は住宅を購入する上で一番大事な住宅ローンのこと。
実は年々増え続けている、住宅ローンの破産者、
年間3万人もの人がマイホームを建ててから5年以内に手放してしまっていると言う事実。
その一番の原因とは・・・・
そう、住宅ローンを「 返済負担率 」で決めているから支払いが厳しくなってしまうのです。
フラット35の返済負担率の基準
年収
300万円以上400万円未満 返済負担率 30%以下
400万円以上700万円未満 返済負担率 35%以下
この返済負担率がクリアしているからといって必要以上に背伸びをしてしまうと大変です。
住宅ローンの返済負担率を計算する時は、「額面上の年収」を使って計算してはダメなのです。
ならばどうすれば良いか!
それは手取り年収で計算することです。
では、手取り年収で計算してみましょう。
収入や家族構成に違いがありますので一概には言えませんが、
夫婦と子供 2人の一般的な 4人家族の場合、
「 年収 × 83% 」
つまり手取り年収は、およそ330万円前後
そこで、手取り年収で計算した場合の返済負担率は
手取り年収330万円をフラットの基準に適応 返済負担率30% 結果は→年間支払額約100万円
しかしよく考えてみてください!!
実際に使える収入の 1/3を、住宅ローンの返済が占めたら生活はどうでしょう。
一見すると、収入を基準とした30%の返済負担率よりも下げているので
「 上手くやり繰りすれば、払っていける」「私がパートに出れば・・・」と思いがちですが、
マイホームはあっても、やりたい事が何も出来ない!外食、車の維持費、可愛い子供の塾代が・・・なんてことに??
ですから
私が試算する、年収が400万円の場合の住宅ローンの適正な返済率とは!?
手取り年収で返済負担率が20%以内、すると毎月の支払いは5.5万円程度 トータル借入金額は2,000万円程度!!
この場合だと年間返済額は66万円ですので、
手取り年収で計算した場合で
66万円 ÷ 330万円 = 20% に収まります!
手取りのお金から 約1/5しか住宅ローンの返済が占めないので
毎日の生活に与える影響も比較的少なくて済むのではないでしょうか!
これが、年収400万円の人が借りても安心な住宅ローンの考え方です。
ですから、年収400万円の人が安心出来る住宅ローンは2,000万円前後
「 みなさんこれ位は返済していますよ・・・ 」と言って住宅ローンを進められる・・・
それ、とても危険です!!
新しいマイホームで笑顔に暮らす=エンジョイライフ
またご相談ありましたら、メールにてどうぞ!!
住宅保証機構㈱
住宅ローンシュミレーションは→www.hownes.com/loan/sim/